睡眠の基礎知識12|不眠の放置は危険!不眠が続くと倍増する病気のリスク

睡眠の基礎知識12|不眠の放置は危険!不眠が続くと倍増する病気のリスク

「不眠」が続くと、「心身共に体調不良になる」のは周知の事実ですが、実は、それだけではありません。

 

脳卒中や心筋梗塞、糖尿病などの「生活習慣病」はもちろん、がんや「うつ」になるリスクも高まります。

 

とくに、糖尿病の場合、睡眠トラブルがある人のリスクは、1.5倍もあるというから驚きです。

 

「眠れない」と、なぜこのように病気のリスクが高まるのでしょうか? 詳しく、解説していきましょう。

 


「眠れない」と病気リスクが高まる理由とは?

免役細胞、新陳代謝、脳内の記憶の生理は全て睡眠中のできごと!

 

人間は、眠っている間に、日中の記憶を整理したり、細胞の新陳代謝を行う作業を繰り返して生きています。

 

とくに、最初に訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)が重要で、この間に、体の機能を整える様々な代謝が行われています。

 

最初のノンレム睡眠中の体内活動

・体内細胞を作りだす「成長ホルモン」を分泌する
・ウイルス感染から体を守る「免疫細胞」を作る
・血糖値を抑える
・血圧を下げる
・交感神経を休ませる
・脳内の記憶を整理して、脳を休ませる

 

最初の3時間が大事!

 

これらの活動の多くが、寝付いてから3時間くらいの間に、最も活発に動き出します。

 

つまり、眠れない状態が続くと、充分な健康維持機能を働かせることができなくなり、さまざまな病気リスクを高めてしまいます。

 

「不眠」は、近い将来の重大な病気リスクを高めてしまいますから、できるだけ早めにトラブルを解消する必要があります。


夜寝ないと、病気リスクが高まる!?

夜勤の人は病気リスクが高まるデータが続々!

 

実は、「夜、寝ない」だけでも、病気のリスクは高まります。

 

例えば、「夜勤シフト」のお仕事をしている場合。

 

夜勤が終わって、きっちり睡眠をとれていても、通常なら眠っているような時間帯に起きている人は、病気のリスクが高まるデータが明らかになっています。

 

・乳がんリスク 1.36倍(15年以上シフト勤務経験者)
・子宮がん 1.47倍(20年以上のシフト勤務経験者)

(「8時間睡眠のウソ」三島和夫、川端裕人共著/日経BP社刊)より)

 

これ以外にも、心臓や血管に関わる病気リスクも約10〜20%近く上昇するともいわれています。

 

この理由は、体内時計のリズムが乱れることが原因。体内リズムの乱れは、長期間になればなるほど、さまざまな生体活動を狂わせて行きます。

 

つまり、眠る時間帯も、重要なカギになっているというわけです。

 

夜勤シフトは、看護婦さんやコンビニ勤務など、実にさまざまな職種がありますが、思い当たる方は、より一層の注意が必要です。

 

 


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