眠れないのは枕&布団のせいかも?!快眠できる寝具を選ぶコツとは?
快眠するためには、「寝具選び」も重要。
でも、実際に、「どんな寝具を選べばいいのか?」は、よくわからないというケースが、ほとんどかもしれません。
実は、快眠に適した寝具は、「寝ているときに、よい姿勢を保てる」ことが、必須条件。
このポイントをおさえた寝具を選べば、快眠生活に1歩近づける可能性があります。
ここでは、就寝中の理想の姿勢と、その姿勢を保てる寝具の条件について、ご紹介していきましょう。
就寝中にとるべき「よい姿勢」とは?
寝ているときの「理想の姿勢」とは、「まっすぐ立っている姿勢」で、そのまま横たわった状態です。
実は、この状態が、最も「体に負担がかからない姿勢」です。
良い姿勢=体にかかる重さを分散させる
人間は、背骨を軸にして、体の重さを支えています。
背骨は緩やかなカーブを描いていますが、その上の首の骨(頸椎)も、腰の骨(腰椎)も、背骨とは違う方向に、カーブしています。
これが、いわゆる「S字型」といわれる形で、体の重さを、うまく分散させる役割があります。
姿勢が良い人は、特定の筋肉に負担がかからないため、腰痛や肩こりも起こりにくくなります。
良い姿勢をキープできる枕とは?
首のすき間にぴったり合う枕を選ぶ
まず、まっすぐ立った状態で、壁に背中をつけてみましょう。
すると、首や腰に、「すき間」ができますよね。
この「すき間」ができる状態を、枕や式布団で作れると、寝ている間にも「よい姿勢」をキープすることができます。
この「すき間」は、人によって大きかったり、小さかったりします。
?せ型の女性の場合、首にできる「すき間」は意外と小さ目。また、例えば「猫背」の人の場合は、この「すき間」が大きくなります。
人によって、合う枕が違うのは、これが理由。 すき間に対して、高すぎたり、低すぎたりする枕は、首の骨(頸椎)のカーブを正しく保てないため、安眠できなくなります。
まずは、枕の高さが、ご自身のすき間にあっているかどうか?
壁に背をあてたときにできる「すき間」と、いま使っている枕の高さを比べてみましょう。
良い姿勢をキープできる敷布団とは?
快眠に必要な就寝具は、「枕7割、敷物3割で決まる」といわれていますが、合う枕を見つけたら、次は、「敷物」です。
敷物は、硬すぎても柔らかすぎてもダメ
「敷物」は、寝ているときの「体重を分散させる重要な役割」があります。
立っているときは、両足に全体重がかかりますが、寝ているときは、こうなります。
仰向けで寝る場合→腰=約44%、肩=約33%、足=約15%、頭=約8%
横向きで寝る場合→上記よりも、肩と腰にさらに比重がかかる。
つまり、敷物は、この負荷を、分散させてくれるものが最適。比重がかかる場所が、うまく沈む構造の敷物がベストです。
腰の沈みこみ具合が選ぶ判断基準
例えば、硬すぎる敷物を使うと、体と布団の間に「すき間」ができます。
すると、腰を、通常よりも「反らせた状態」で寝ることになり、腰に負担がかかります。
これと逆に、柔らかすぎると、腰だけが沈み込むため、これもまた、腰に負担をかけることになります。
加えて、「枕の高さ」とのバランスも大事です。
最適な枕を選んでも、敷物が硬すぎると、体があまり沈まないので、枕の最適な高さも変わります。敷物と枕は、セットで選ぶのが得策です。
寝返りをうちやすい寝具を選ぶ
枕と敷物のお話をしたところで、最後に、もう1つ重要なことをご紹介します。
それは、「寝返りがうちやすい」寝具を選ぶこと。これは、仰向けの場合も、横向きの場合も同じです。
普通、人は、寝ている間に、30回ほど寝返りを打ちますが、これは、血行を良くするために、本能的に起こる行動です。
寝返りがうまく打てないと、首や肩がこったり、寝ても疲れが取れない原因になるため、結果的に「睡眠トラブル」の原因にもなりかねません。
いま、使っている寝具は、寝返りがうちやすいものでしょうか?
周辺に、邪魔になるものを置いていませんか?
今いち度、寝返りしやすい環境にあるか。チェックしてましょう。
快眠するための寝具選びのポイントまとめ
@枕の高さを、首のすきまにあわせる
A腰の沈み具合がちょうどよい敷物にする
B寝返りをうちやすい環境を整える
自分に合う寝具は、今では、専門店などで特別注文することも可能です。
ご自身にあうスタイルを見つけて、快眠環境を整えましょう。
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