「夜の運動」は眠りを引き出す!?眠れない女性におすすめの快眠対策とは?
「ダイエットのために運動する」という話はよく聴きますが、「眠るために運動している」という話はあまり聞いたことがないですよね。
でも、「眠る」ための手段としての「運動」は、実は、とっても効果的。運動している人の方が、不眠に悩まされる割合は、格段に少ないのです。
では、運動すると、どうして眠りやすくなるのでしょうか? 詳しく解説していきましょう。
「脳」は、疲労した分だけ眠らせる
体を使うと、浅い眠りが増える。脳を使うと、深い眠りが増える
人間の「脳」は、毎日、「必要な睡眠量を自動計算するしくみ」を持っています。つまり、消耗した分、その日休息させる量を計算するというわけです。
「ものすごく疲れたと日には、倒れ込むように寝てしまう」というのも、そのしくみの現れ。人間の体は実にうまくできていますね。
また、眠りの量(時間)と質(浅い眠り&深い眠り)も、その日の疲労に合わせて変わります。
・その日使った体力、疲労度=浅い眠り(体を休ませる)
・その日使った脳の疲労度=深い眠り(脳を休ませる)
運動は、頭と体を休ませる効果がある
もちろん、「運動」は、体を使いますが、体を動かすのも「脳」の自律神経が活躍します。
つまり、運動は、脳と身体を両方動かし、「脳が休息させようとする力」を引き出す有効な手法なのです。運動している方が、眠りやすくなるのは、こういうわけです。
運動をするなら、夜がベスト!その理由とは?
寝る前の体温が高いと、寝つきやすくなる!
すっと眠りにつくためには、「眠気」が必要です。眠気は、「体温のリズム」と深い関係があります。
眠る瞬間、人の体は急速に体温を下げる仕組みになっています。つまり、寝る直前まで、ある程度体温が高い方が、寝つきやすくなります。
これは、高い体温を保っていると、眠る際に、体の中の熱が皮膚に集まり、「放熱」することが理由。
熱を出すと、急速に体温が下がるので、寝つきやすくなるというしくみです。お風呂にゆっくり入って、体を温めておくと寝つきやすくなるのも、こいういう理由があったわけですね。
夜の運動は体温を上げる効果大!
運動も、体温を上げる役割があり、眠る数時間前に運動していると、寝つきやすくなります。
夜、すっと眠るためには、日中に運動するよりも、夕方から眠る2〜3時間前に運動をした方が、体温を上げることができます。
つまり、眠るための運動は、「夜」のほうが効率が高いのは、一目瞭然ですね。
激しい運動はNG!有酸素運動をチョイスしよう!
運動の仕方も、激しい運動よりは、軽く汗をかくような「有酸素運動」がおすすめです。
ただし、息が上がるような激しい運動は、逆効果になるので要注意です。
一番簡単なのは、通勤帰りに、1駅遠い駅から歩いたり、夜、テレビを見ながらストレッチをしたりすること。この程度の運動で、大きな効果が得られます。
また、体を動かすことで、脳がリラックスする効果もあり、悩みごとなどで眠れない人にも効果を発揮します。
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