女性の不眠解決法|「アルファ波が出る音」でスッと寝つく方法
「眠りにつくときに、心地よい音楽を流すとスッと眠れた」という経験はありませんか?
実は、耳から入る「音」と」「脳」には深い関係があります。世の中には、まざまな音があふれていますが、耳に入ると「心地よさ」や「リラックス感」を感じさせる音があります。
それが、「1/fのゆらぎ」と呼ばれる音。規則正しい音と不規則な音が、絶妙なバランスで調和している音のこと。
この音を聴くと、人の脳波はアルファ波という、リラックスした時にしか出ない脳波状態になります。リラックス状態になるということは、副交感神経が優位になるということ。つまり、寝つきために必要な状況が整うという訳です。ここでは、アルファ波を引き出す音を聴いて入眠する方法について、詳しくご紹介していきましょう。
アルファ波を出させる「1/fのゆらぎ」って、どんな音?
波の音や小川のせせらぎ。鳥がさえずる音や虫が鳴く音。自然界で聞こえてくる音って、なんとなく心が癒されたりしませんか?
実は、これが、自然界の「1/fのゆらぎ」の音。規則的なようで、そうでもない。不規則なようで、規則的にも聞こえる。この絶妙なバランスが、なぜか人の心をリラックスさせる効果を引き出します。
なぜ、この音を聴くと人は癒されるのでしょうか?実は、このメカニズムはいまだに解明されていないことのひとつ。実際にさまざまな科学者が、臨床検査を行ってきましたが、「この音を聴くと脳内から大量のアルファ波が出る」ことが立証されています。
なかなか入眠できない人でも、この音を聴いていると、何も聞かないときよりも格段に入眠確率が高くなります。もし、なかなか寝つけないなら、「1/fのゆらぎ音」を試してみると、意外と早く寝つけるかもしれません。
「1/fのゆらぎ音」を試すなら自然音がベスト!
1/fのゆらぎ音は、実は、人がつくった音楽にも存在します。
ショパンやモーツアルトの作った曲には、この「1/fのゆらぎ音」が存在する曲が多く、いわばクラシックが寝つきによいといわれるのも、このおかげかもしれません。
とはいえ、長時間聴くなら「自然音」のほうがおすすめです。人が創った曲というのは、やっぱり人工音ですから、当然メロディがあります。聴き続けていると、メロディの主旋律が気になって、刺激になるという場合もあります。
その点、自然界に存在する音なら、朝までかけっぱなしで眠ったとしても刺激にはなりません。ヒーリング用のCDなどで、このような自然音を集めたものがありますので、ぜひそういうBGMを利用してみましょう。
自然界の1/fのゆらぎ音の例
波の音、川のせせらぎ、鳥のさえずり、雨音など
豆知識! 1/fのゆらぎは「音」以外にも!
実は、「1/fのゆらぎ」は音だけではありません。規則的なようで、そうでもないものは、「光」や「振動」などにも存在しています。例えば、ロウソクの炎のゆらめきや、電車の振動もそのひとつ。ロウソクを見ていると心が和んだり、電車に乗っていると寝てしまうのも、このゆらぎの効果が出ているから。こうしてみると、身の回りにはたくさんの「1/fのゆらぎ」が存在しています。
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