不眠に効く食べ物|悩みごとで眠れない不眠に!「竹の葉」薬膳酒

不眠に効く食べ物|悩みごとで眠れない不眠に!「竹の葉」で作る薬膳酒

漢方には、さまざまな植物由来の薬がありますが、実は、「竹の葉」もその材料のひとつ。普通は食用しませんが、漢方薬や薬膳酒などで活用することができます。

 

「竹の葉」は、「情緒を安定」させる働きがあり、とくに、「のぼせ」や「ほてり」など頭に血がのぼっている方に役立つ植物です。

 

ベッドに入っても、いろいろな悩みごとが、次から次へと浮かんでしまう。こんな状態だと、頭に血が集まって、なかなか寝つけなくなってしまいます。

 

こんなときは、上半身に集まった「気」や「熱」を下に降ろす「竹の葉」を使うと、うまく眠ることができるかもしれません。ここでは、「竹の葉」の効能と活用方法について、ご紹介していきましょう。


「竹の葉」の効能とは?

漢方の世界では、食べ物は、「熱、温、平、涼、寒」(ねつ、おん、へい、りょう、かん)の5種類に分けられます。「竹の葉」は、「寒」に属し、解熱作用があります。

 

この竹の葉を使った「漢方薬」は、「竹葉石膏湯 (ちくようせっこうとう)」で、発熱後の体調不良やのぼせ・ほてりの症状を緩和します。

 

実際、竹の葉の何が薬効成分なのでしょうか? 実は、竹の葉には、ビタミンKや葉緑素、食物繊維、アミノ酸などの成分が含まれています。

 

中でも注目なのは、竹の葉の葉緑素で、細かい微粒子構造になっているため、体内の毒素を吸着しやすくデトックス作用が強いこと。

 

この作用により、体内の老廃物を排出して、血液をサラサラにする効能があります。この血流改善効果は、さまざまな体調不良を解消しやすくします。

 

また、抗菌作用も強く、昔から「おにぎり」を竹の葉に包んでいたのは、中の食べ物を腐らせないため。笹団子や笹かまぼこも同じ理屈です。こんなところにも、昔からの知恵が生かされています。

 

また、竹の葉は「抗がん作用」があるといわれている植物で、竹を扱う仕事をしている人は、がんになる確率が低いというお話もあります。竹の葉には、「マイトマイシン」という抗がん剤と似た成分があるともいわれていますから、これが由縁かもしれません。

 

竹の葉が持つ「鎮痛効果」や「精神安定作用」は、精神的な悩みが原因の不眠にも効果があるといわれています。

 


「竹の葉」の活用方法

竹の葉を使った薬膳酒は、比較的飲みやすい上、保存性に優れているため、常飲しやすいのが特徴です。

 

竹にも色々ありますが、薬膳酒として使う際は、とくに種類を選びません。できれば、7〜8月ごろの若葉の新葉を使うのが、おすすめです。

 

竹葉薬膳酒の作り方
材料:竹の生の葉…40g程度、35度のホワイトリカー720ml

 

作り方@柔らかい竹の葉を選んで、水洗いし、まず、水気を切ります。
大きな葉は、ハサミなどでカットしましょう。
A密閉容器に竹の葉を入れて、ホワイトリカーを注ぎ込みます。
B冷暗所で1か月熟成させます。茶こしなどでろ過したら、完成です。

 

食後や寝る前に、おちょこ一杯分をストレートで飲みます。梅酒などと合わせて、カクテルにするのもおすすめです。

 

竹の葉を使った「竹葉茶」にも同様の効果があるといわれています。市販されているものもありますから、手ごろなものを試してみましょう。

 

※竹の葉を採取するときの注意点

・土壌汚染や大気汚染などが少ない場所の竹を選ぶこと。
・しっかり水洗いして、汚れを落とすこと。
・やわらかい新葉を選ぶこと。

お茶で飲むという方法もあります

お酒は苦手という方は、お茶にして飲む選択肢もあります。

 

糸島竹 竹葉茶 15g

 

土壌豊かな糸島で育てられた糸島竹の銘茶です。福岡県糸島市の糸島竹の笹の葉のみを原材料として製造した竹葉茶。添加物などは一切入っておりません。竹葉茶は中国や韓国などで飲まれているお茶で、昔から健康と美容に良いといわれています、

 

 

竹葉【刻み】500g

 

 

上海康茶SP

 

クマザサとオオバコを配合した健康茶です。

原材料:[オオバコ] オオバコ科の多年草。車のわだちにも生えるほど生命力抜群の野草で、車前草ともいわれます。近年は健康茶の原料として利用されることが多いです。葉にアウクビンという配糖体やビタミンA・C・K、有機酸、スルフォラフェンなどが含まれ、種子には多量の粘液質、プランテノール酸、コハク酸、アデニン、コリンなどの微量成分が含まれています。

[クマザサ] クマザサとはイネ科の単子葉類ササの一品種です。冬眠からさめた熊が食べるといわれ、風雪に耐えて育ったものほど上質とされます。古くから笹団子、笹飴、ちまき、笹寿司などに用いられ、食品の保存や風味の向上に利用されてきました。タンパク質や葉緑素(クロロフィル)が豊富に含まれますが、笹多糖体とよばれる成分にも注目が集まっています。

 

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