不眠を解消する「牡蠣」＋「エビ・カニ」！その秘密は栄養素に？！
「食べ合わせ」が良いとか。悪いとか。こういう言葉をよく耳にしますよね。
日本では、同時に食べると効果があるものや、毒になるものを、「食べ合わせ」という言葉で区分けしています。
実は、睡眠トラブルにも「食べ合わせ」の相乗効果で、眠りが深くなる食べ物があります。
それが、「牡蠣」＋「エビ・カニ」の組み合わせ！！
この２つに含まれている栄養素は、同時摂取すると睡眠時に最初に訪れる「深い眠り」の時間が長くなり、すっすり眠れる効能があります。ここでは、「牡蠣」と「エビ・カニ」の睡眠効果について、ご紹介していきましょう。
「牡蠣」＆「エビカニ」の何に効果があるの？
「牡蠣」も「エビ・カニ」も、冬に旬を迎える海の幸。この２つの魚介類には、それぞれ特徴的な栄養素が含まれています。
「亜鉛」は、体内で活動する約300種類もの活性酵素を働かせるミネラル成分です。
精神的を安定させる効能があり、女性特有のホルモンバランスの乱れを整え、老化防止にも効果がある「抗酸化作用」があります。
「アスタキサンチン」というのは、海に生息している「藻類」に多く含まれている赤い色素で、これを主食にしている「エビ」や「カニ」に多く含まれています。
「エビ」や「カニ」が赤色なのも、この色素を豊富に取り込んでいる証拠です。
「アスタキサンチン」には、驚くほど強力な抗酸化力があり、体内の活性酸素を抑え、老化防止に効果があることでも有名な成分。
どちらも、「抗酸化作用」が強い成分ですから、女性にとっては気になる栄養素ですが、この２つを同時摂取すると、睡眠トラブルも緩和することが、さまざまな研究で明らかになりました。
（詳しい研究結果の内容が、富士フィルム株式会社のHPで公開されています→参照「アスタキサンチン」と「亜鉛」の摂取による睡眠改善効果を確認」）
亜鉛＋アスタキサンチンは、深い眠りを誘導する
人は、睡眠中に「深い眠り（ノンレム睡眠）」と「浅い眠り（レム睡眠）」を、交互に繰り返します。
脳が完全に休息するのは、深い眠り（＝ノンレム睡眠）のときで、一番最初に訪れるノンレム睡眠が、最も深く眠っている状態になります。
このときに「どれだけ深く眠れるか」、「長く眠れるか」で、起きた時のすっきり感は全く違うものになります。
「亜鉛」と「アスタキサンチン」の相乗効果は、水だけ摂取して眠った場合に比べて、なんと4倍も長く「深い眠り」をもたらしていることがわかりました。
深い眠りが長ければ長いほど、中途覚醒もなく、朝もすっきり起きやすくなりますから、この効果は驚くべき発見です。
「亜鉛」＋「アスタキサンチン」が含まれているほかの食べ物
亜鉛＝牡蠣。アスタキサンチン＝エビ・カニ。でも、ちょっとお高い食材な上に、毎日食べるものでもありませんよね。
そこで覚えておきたいのが、この栄養素が含まれているほかの食べ物。夕食のおかず選びに役立てましょう。
亜鉛が多く含まれている食べ物
牡蠣、からすみ、するめ、ほや、煮干し、からすみ
アスタキサンチンが多く含まれている食べ物
桜エビ、サケ、金目鯛、カニ、イクラ
また、日常的に睡眠トラブルが続いている場合は、サプリメントで２つの栄養素を摂取すると、効率的です。さまざまなメーカーから、有効なサプリが出ていますので、うまく利用してみましょう。
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